「個人融資って危ないって聞いたけど、どんな危険があるの?」「リスクがあるのは分かっているけど使いたい」など、個人融資を受けるにあたって、このような疑問や不安を感じている方も多いことでしょう。
実際、個人融資はクレジット会社や消費者金融から融資を受けるよりも危険性があり、これらを理解していなければ思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そこで、ここでは個人融資の詐欺事例の紹介から、安全に利用するための方法について分かりやすく解説をしていきます。
これから個人融資を利用しようとしている方は、ぜひ参考にみてください。
個人融資掲示板での詐欺事例
「個人融資は危険」と聞いたことがある方でも、具体的にどのような危険性があるのか把握できていない方も少なくありません。
ここでは、実際にあった個人融資掲示板での詐欺事例を3つ紹介していきます。
利用する際、事例に当てはまるようなことがあれば引き返せるよう、しっかり確認をしておきましょう。
保証金や利子を前払いしたら連絡が途絶えた
個人融資を受ける際「返済する意思があることを示すために保証金を前払い」「初回返済の利子を前払い」などのように、融資を受ける前に金銭の支払いを要求されることがあります。しかし、悪意のある相手にそれらを支払ってしまうと、その後連絡が取れなくなってしまい、融資を受けるどころか損をしてしまうのです。
そもそも、融資が必要なくらいお金に困っているにもかかわらず、支払いをさせられることに違和感を覚えますが、初めて個人融資を受ける方は「そういうものなのか」と受け入れてしまい、その結果お金を持ち逃げされてしまうのです。
一見して、気付けそうに感じますが、振り込め詐欺がいつまで経ってもなくならないことと同様、当事者になるとつい口車に乗ってしまうこともあるので、違和感があれば取引を止めるといった対応も必要であることも覚えておきましょう。
法外な利息で返済を要求される
クレジット会社や消費者金融からの融資では法律が遵守されていますが、個人融資では法律を無視した闇金業者や悪意のある融資者も存在します。
このような融資者からお金を借りてしまうと、厳しい取り立てや高すぎる金利のせいで、いつまで経っても返済が終わらないという事態に陥ってしまいます。
また、厳しい取り立てから逃げるために、さらに別の融資者から借りてしまい、自転車操業状態に陥ってしまうこともあるでしょう。
個人融資においても法律によって上限金利が年109.5%と定められているほか、出資法や貸金法、利息制限法が適用されます。
「面倒だから」「法律は難しくて分からない」など、確認を怠るとその後の人生にも大きな影響を及ぼすので、個人融資を受ける際には必ず目を通しておくことをおすすめします。
利息免除のために過剰な要求をされる
先の法外な利息設定をするケース以外に、利息免除のために過剰な要求をされることもあります。
具体的には、性的な関係や写真・動画を要求されたり、危険な仕事の手伝いをさせられたりすることが挙げられます。
このような悪意ある融資者と取引をしないように、掲示板に投稿する際には「アダルトNG」「違法な取引には応じられない」など明記し、予防線を張るようにすると良いでしょう。
得ず個人融資を利用する場合の注意点
詐欺やトラブルの事例からも分かるように、個人融資には危険性が伴います。
それでも、クレジット会社や消費者金融の利用ができない方、即金で有して欲しい方など、さまざまな事情から個人融資を利用せざるを得ないケースがあります。
ここでは、少しでも危険性を軽減するために、個人融資を利用する際の3つの注意点を解説していきます。
契約内容を明確にする
すぐに融資して欲しいという焦りから、融資の契約内容の詳細を詰めずにお金を借りてしまう方も多くいます。
確認する内容には、次のようなものが挙げられます。
- 融資を受ける元金
- 利子を含めた総額
- 金利の割合
- 返済方法や返済ペース
- その他、自分に不利な内容がないかどうか
どのような契約なのかを確認しないと、後出しで法外な金利や返金、想定外の要求をされてしまうリスクを高めてしまいます。
解釈や言い回しによっては別の意味にも捉えることができる言葉もあるので、ニュアンスが異なった場合に不利益を被らないよう疑問に感じたら都度質問をして、クリアにしていくことが大切です。
こうした事態に陥らないためにも、事前に契約内容を明確にして、違法性の有無や返済できるかどうかを必ず確認するようにしましょう。
返済計画の確認と合意を得る
契約内容の確認と同様に、返済計画の確認と融資者からの合意を得るということを必ず行うようにしましょう。
返済計画とは「月々いくら返済する」「月々の返済をきちんと行ったら何月までに完済する」といったものです。
このような返済計画の確認と合意を得ていないと、返済を終えているのにもかかわらず、過剰な返金を要求されることも起こり得ます。
「いつまでに完済できる」ということが明確になっていることは、ある種の目標ともいえるので、融資を受ける側の気持ちもラクになることでしょう。
返済記録をしっかりと残す
返済計画とセットで行いたいのが、返済記録をしっかりと残すことです。
いくら返済計画を立てても、返済した記録がなければ証拠として提示することができないからです。
現金を手渡しで返金するのではなく、銀行やネット振込で返金するようにするようにし、通帳に記帳して返済の証拠を残すようにしましょう。
これにより、過剰に請求されることを防ぐことができます。
リスクを軽減するためには安全な掲示板を利用する
個人融資を受ける際、先の注意点のように自分自身で予防線を張ることができますが、そもそも個人融資を受けるために利用するための掲示板選びも重要です。
ここでは、個人融資を受ける際、リスクを軽減できる掲示板選びのポイントを解説していきます。
登録時に個人情報の提示や料金が発生しない
第一に、掲示板の利用登録時に、個人情報の提示や料金が発生しないことです。
融資者との取引で必要に応じて個人情報の提示に応じなければならないことは仕方がありませんが、登録時に提示するのはリスクがあります。
これは、掲示板を運営している会社や人が健全であるとは限らないからです。
また、お金が必要で個人融資を受けたいにもかかわらず、利用登録に料金が発生するのは論外であるといえるでしょう。
投稿を削除できる
掲示板に投稿した内容を削除できることもポイントです。
「誤った内容で投稿してしまった」「融資を受けられたから不要」など、投稿した内容を削除するタイミングは多岐に渡ります。
投稿を残していることで、融資者から連絡が届き続けてしまうこともあるでしょう。
このような対応に追われないよう、投稿を削除できるか否かも掲示板選びの基準にすることをおすすめします。
斡旋業務が行われていない
斡旋業務が行われていないことも、個人融資の掲示板選びでは重要なポイントです。
個人融資掲示板の目的は、融資を受けたい人と融資者をマッチングさせることであり、斡旋ではありません。
運営の整備が行き届いていない掲示板では、闇金業者や悪意のある融資者がはびこっているのも現実です。
こうした環境の掲示板を利用しないよう、斡旋業務が行われていないかきちんと確認してから利用するようにしましょう。
まとめ:リスクを理解して安全な掲示板を利用しよう
- 個人融資は危険性があることを理解しなければならない。
- リスクを軽減するため、利用者は法律の把握や契約内容の確認が大切。
- 安全な取引をするためには掲示板選びが重要。
個人融資は、審査がなく即金性が高いというメリットがある一方で、詐欺をはじめ多くの危険性がある融資方法です。
それでも利用する際には、これらを正しく理解し、少しでもリスクを軽減できるよう融資を受けたい人は法律の把握や、契約内容や返済計画をきちんと確認することが大切です。
また、個人での予防線だけではなく、利用する掲示板選びも重要です。
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