融資者必見!借り逃げされない&見極める方法を紹介

「融資したいけど借り逃げされないだろうか」「誠実な人に融資したい」など、融資者側にもこのような不安を感じている人も多いことでしょう。

融資者はボランティアでお金を貸しているわけではないので、返済してもらえないリスクがあれば、支援したくないと感じるのは当然のことです。

ここでは、借り逃げする人の特徴や見極め方、借り逃げ去れないための方法について紹介していきます。

融資者は、借り逃げされるリスクを少しでも軽減できるよう、ぜひチェックしてみてください。

個人間融資で借り逃げする人の特徴

救いの手を差し伸べているにもかかわらず、その厚意を踏みにじるように返済せず借り逃げしようとする人は一定数います。

個人間融資において、法律上返済義務はありませんが、詐欺罪(詐欺未遂罪)をはじめ多くのリスクがあるのに、なぜ借り逃げしようとするのでしょうか。

借り逃げする人には、次のような特徴があります。

  • 返済の見通しが甘かった
  • 予定していたお金が入らなかった
  • 最初から踏み倒す気でいた

それぞれについて、以降で確認していきましょう。

返済の見通しが甘かった

融資を受ける際に取り決めた月々の返済額について見通しが甘く、返済が苦しくなって逃げようとするケースです。

また、浪費癖がある借り手の場合、返済があるにもかかわらず、お金を使ってしまって逃げようとするケースもあります。

融資する際には、お金が必要な状況に陥っている理由について、きちんと確認してから貸すようにすることがポイントであるといえるでしょう。

予定していたお金が入らなかった

事故や傷病、妊娠出産などで働くことができず融資が必要になる人に多いケースです。

「来月には保険のお金が入るので返済に充てる」のような、当初に予定していたお金が入らなかったことで、返済ができなくなり借り逃げする考えが過ぎるのです。

保険金であれば、各所から振込予定の通知が事前に届いているので、貸す前にそちらを収入証明と一緒に提示してもらうと良いでしょう。

最初から踏み倒す気でいた

残念なことに、最初から踏み倒すつもりで掲示板に融資募集の投稿する人もいます。

個人間融資は返済義務がないと履き違えている人や、過去に踏み倒して逃げ切れたことがある人などが特徴として挙げられます。

借用書を用意し、きちんと署名してもらうことで借り逃げできない意識を持ってもらうようにすると良いでしょう。

個人間融資で借り逃げされない方法

借り逃げする側が悪いことはもちろんですが、融資者側も対策をする必要があります。

ここでは、融資者が借り逃げされない方法や、相手が借り逃げする人間かどうか見極める方法について解説していきます。

身分証明書を複数提示してもらう

融資をする際に提示してもらう身分証明書は、免許証や住民票、社会保険証など複数提示してもらうようにしましょう。

これは、提示してもらった身分証明書の情報が古いものであったり、偽造されたものであったりすることを見抜く際に役立ちます。

顔写真付きの証明書であれば本人が一緒に写っている写真をもらうのも良いでしょう。

これにより、万が一借り手が音信不通となっても、追跡できる可能性を高めることができます。

収入証明を提示してもらう

個人間融資の掲示板では、前情報として月収の記載がありますが、それが本当の収入であるとは限りません。

掲示板に投稿されている情報を鵜呑みにせず、きちんと収入証明を提示してもらい、無理のない返済計画を立ててもらうことが大切です。

働いている人であれば、勤務先も確認しておくと良いでしょう。

返済計画をきちんと立ててもらう

「月々3万円を月末に支払う」「何月までに完済する」といった、具体的な返済計画を立ててもらうことも重要です。

借用書を用意して署名してもらい、返済に関する取り決めについての認識を共有することもポイントです。

その際、収入証明と月々の支出を照らし合わせて、無理のない範囲の返済計画なのか、きちんと確認しましょう。

ブラックリストの確認

借り逃げ防止策として必ず行いたいのが、ブラックリストの確認です。

踏み倒し常習犯はネット上で晒されていることも多いため、融資する相手の名前を検索してヒットしないかチェックします。

もし融資する相手の名前と一致するようであれば確認を行い、融資を中止するのはもちろん、以前に踏み倒された融資者に情報提供してあげましょう。

利息の上限に注意する

個人間融資においても、賃金法によって利息の上限が定められており、年109.5%を超える利息での貸し付けはNGです。

こちらの上限を超えて貸し付けしてしまうと、融資者側に刑事罰が科せられるうえに契約自体が無効になってしまいます。

法外な利息を設定してしまうと、借り手側から「利息が法外だから返済する必要がない」と申し立てする口実を与えてしまうことにもなるので、リスクは冒さずに上限を超えないよう注意しましょう。

まとめ

  • 個人間融資で借り逃げする人には特徴がある
  • 融資者は借り逃げされないための対策を行う必要がある

個人間融資においても借り逃げする人は一定数存在します。

それらの人の特徴には、返済計画の見通しの甘さや返済に充てることを予定していたお金が入らなくなってしまったなど特徴がありますが、総じて「返済が苦しくなった」状況が主な原因です。

音信不通になっても追跡できるよう、身分証明書を複数提示させたり、収入証明や毎月の支出状況から返済計画に無理がないか確認したりするなど、融資者側で対策を行うことで借り逃げされるリスクを軽減できます。

このように、返済ができない苦しさから逃げることを考えてしまうので、融資者は借り手に対して、返済が苦しくなったら相談に応じることを事前に伝えておくと良いでしょう。

また、残念なことに初めから踏み倒す気で融資を受けようとする人もいますが、そのような人はブラックリストになっている可能性も高く、ネット検索することで情報を収集することが可能です。

これから融資することを検討している人は、ここで紹介した内容を参考にしていただき、安全な取引を行うようにしましょう。

融資者必見!借り逃げされない&見極める方法を紹介
トップへ戻る