「消費者金融でお金を借りようと思ったのに、審査に落ちてしまった。」
「銀行から融資を受けたいのに、審査が通らなかった。」
そんな経験をした人はいませんか？
手持ちのお金がなくて借金したいのに、審査に落ちると予定が狂ってしまいますよね。
どうして借金の審査に落ちてしまうのでしょうか。
借金の審査は信用調査によって調べられて、とある原因があることで落ちてしまいます。
この記事では、借金の審査に落ちてしまう原因と対処方法を解説しています。
「次の借金の審査は通りたい！」そう思っている人は、参考にしてください。
借金の審査に落ちてしまう原因とは
借金の審査に落ちてしまう理由は、お金を貸せない何らかの理由がある、と消費者金融やローン会社から判断されるためです。
その理由は主に以下の5つです。
- 過去に借金を滞納したことがある
- いろいろなところから借金している
- 収入が少ない
- 収入が不安定な仕事に就いている
- 申し込みに不備があった
これらが借金の審査に落ちてしまう主な理由です。
では、具体的にどのような状況なのかを見てみましょう。
過去に借金して滞納したことがある
過去に消費者金融やローン会社から借金して、返済日に返せなかったケースです。
返済日より少し過ぎたくらいでは影響を受けませんが、2カ月以上の滞納があった場合は要注意です。
2カ月〜3カ月以上の滞納があった場合は、ブラックリストに個人情報が載ってしまうので、審査が必要な場所からの借金はできません。
このブラックリストに情報が残るのは、5〜10年と言われています。
この期間を過ぎれば、過去に借金を滞納していても影響はないはずです。
10年以上前のことであれば、ほかに原因がないかを確かめるようにしましょう。
いろいろなところから借金している
3社以上から借り入れをしている場合は、借金の審査に通りにくいと言われています。
これが5社以上になると多重債務者とみなされて、審査は確実に落ちてしまうので、注意が必要です。
借入額が少ない会社から、早めに完済しましょう。
収入が少ない
収入に対して借り入れの希望額が多い場合は、審査が通りません。
総量規制により、年収に対して3分の1以上の借り入れはできないと改正賃金法で決められているためです。
つまり、以下のような場合は審査が通りません。
- 年収500万円に対して借り入れ希望額200万円
- 年収120万円に対して借り入れ希望額50万円
低収入が審査に落ちる原因であれば、借入希望額を少なくすることで審査が通る可能性があります。
どうしても希望額通りのお金が欲しい場合は、審査がいらない方法で借金するか、自分でお金を生み出す努力が必要です。
収入が不安定な職業に就いている
審査の基準として、安定的な職業に就いていることが条件の一つに挙げられます。
そのため、公務員より自営業者、正社員よりフリーランスの方が審査には不利です。
いくら年収が高くても、不安定な職業であるためお金を借りられないということがあります。
収入が不安定なことで審査に落ちたと考えられる場合は、借入希望額を減らして再審査を受けてみるとうまくいく可能性があります。
申し込みに不備があった
申し込みの際には以下の個人情報を聞かれます。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 家族構成
- 年齢
- 年収
- 働いている会社の情報
上記の内容に間違いがあると、審査に落ちてしまいます。
申し込み時の入力ミスでも、書類の不備とみなされるのでスマホやパソコンでの入力は慎重におこないましょう。
すでに消費者金融やカードローンから借りている実績があると、個人情報がすでに提供されています。
事前に提供している個人情報と違いがないかを確認されますので、自分を良く見せようと思って誤った情報を書き込むことはやめましょう。
次の審査で落ちないようにするためには
借金の審査に落ちないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか。
再審査で落ちないためには、上の章の原因を解決する必要があります。
どのように解決したらよいかを、考えてみましょう。
借金しているなら借入額を減らす努力をする
借入額が多くて審査に通りにくいと判断した場合には、今ある借金を減らす努力が必要です。
なんとなく毎月同じように返済している人は、少しでも節約したり、収入を増やす努力をしたりして返済額を増やしましょう。
毎日1時間残業すれば、1カ月後にはいつもより収入が多くなるはずです。
増えた収入を返済額に当てるといった心構えが必要です。
滞納の記録が消えるまで待つ
過去の借金の滞納が記録に残っているという場合には、5〜10年が経過してから再度審査を受けましょう。
滞納の記録が残っているということは、消費者金融やカードローンといった審査が必要な借り入れはできません。
いわゆるブラックリストに載っている状態なので、情報が消えない限りは借り入れができないのです。
同じ方法で借り入れをしたい場合は、滞納の情報が消えたころに再審査を受けましょう。
借入している会社が複数あるときは1社だけでも完済する
借り入れしている会社がいくつもあるときは、まずは1社だけでも全額返すようにしましょう。
まずは、上の章の借入額を減らす方法を試してみてください。
また、返済を1本化できる、「おまとめローン」というものもあります。
これは「A社、B社、C社などから借りたお金をD社からの融資で一括返済」し、「自分はD社のみに返済していく」という仕組みです。
これによって借入先が1社のみとなるため、審査が通りやすくなります。
返済日が一本化されるため、管理が楽になるといったメリットも生まれます。
安定した仕事に就く
借金の審査には就業状況も確認されます。
日雇いのアルバイトなどは就業の実績がないとみなされることもあるため、アルバイトするなら、契約した上で雇用してくれる会社で働くようにしましょう。
また、アルバイトから正社員への道が開けることもあります。
さらに安定した収入があると判断されるために、社員として働くといったことも考えてみるといいかもしれません。
申し込みは慎重におこなう
申し込みの不備は、自分に不利なことがないのに審査に落ちてしまうため、慎重におこなうようにしたいものです。
特に多いのは以下の2つです。
- 単純な入力ミス
- 自分を有利に見せるためのウソ
スマホで借金を申し込む際は、生年月日をプルダウン式で選ぶことが多いのではないでしょうか。
このプルダウンの入力は、正しく選んだつもりでも1列ずれていた、ということがあります。
最終的に申し込みの送信をする前に、間違いがないかを確認することが大切です。
また、「多分審査に落ちるだろう」と思って収入を多く申告するのもNGです。
収入や就業形態などは調べれば、すぐにわかってしまうもの。
ウソの申告は今後の審査に不利になるので、絶対にやめましょう。
借金の審査に落ちた！立て続けの審査はNG
立て続けに審査を受けるのがNGな理由
審査に落ちたけど、またすぐに審査を受けてみよう、というのはNGです。
審査に落ちたという情報は半年ほど残るため、同じ会社の審査は何度やっても同じ結果です。
また、何回も審査を受けて落ちたという情報も残されるため、受けられないと思った方がよいでしょう。
立て続けに審査を受けて落ちることは、今後の借り入れに不利となります。
すぐにお金が欲しければ個人融資掲示板「レンタルマネー」を使う
審査に通らないけれどお金をどうしても借りたい場合は、個人融資掲示板「レンタルマネー」を使う方法があります。
レンタルマネーは掲示板で融資を募る掲示板。
個人間でのやりとりのためリスクは多少ありますが、利息や返済期限が個人間で決められるため便利なツールです。
まとめ
借金の審査に落ちてしまう原因と対処方法を解説しました。
借金の審査に落ちてしまう原因の、具体的な例がおわかりいただけたと思います。
審査に落ちた後に再審査をうけるためには、それぞれに見合った対処をすることが大切です。
心当たりがある部分からしっかりと対処して、次こそは審査に通るようにしましょう。