「掲示板に書き込みをしても融資者から連絡をもらえない」「冷やかしのメッセージばかり来る」など、個人間融資の掲示板に書き込みをしても融資を受けられない人のなかには、このような悩みを抱えていることもあるでしょう。
実際、個人間融資において、融資希望の書き込みをしたからといって、必ずしも融資が受けられるわけではありません。
融資者もボランティアではなく、掲示板に投稿された内容から貸す相手を選んでいるのです。
ここでは、掲示板に書き込みをしても融資を受けられない人に向けて、悪い事例と投稿内容の改善点について解説していきます。
融資が受けられず悩んでいる人は、自分の投稿がどのような内容になっているのか照らし合わせてみてください。
融資掲示板に投稿しても融資者が見つからない3つの理由
冒頭でも触れたように、融資者はボランティアでお金を貸しているわけではなく、融資した際の金利で利益を得ています。
そのためには、融資した相手から返済してもらえることが大前提であり、その可否は掲示板に投稿されている内容から判別しているのです。
つまり、融資者から連絡をもらえない人は、掲示板に投稿している内容が悪いことが原因であるといえるでしょう。
もちろん、掲示板に投稿した内容は入口でしかないので、直接連絡を取り合うようになってから融資を受けられるか否か分かれますが、入口に立てない人も少なくないのです。
以降では、融資がしてもらいにくい事例と合わせて紹介していきますので、そちらもチェックしていきましょう。
理由① お金が無い理由が良くない
個人間融資へ投稿をするので、投稿者にお金が無いことは理解しています。
それでも、なぜお金が無いのかきちんと説明しようとする人は非常に多いものです。
これによって、投稿者の人柄や誠実さをアピールすることができるメリットがある一方で、その内容によっては融資者から敬遠されてしまうこともあるのです。
たとえば「出産によって働くことができないので融資して欲しい」という投稿はどうでしょうか。
一見して、出産で働けないのであれば仕方ないと思わせることができるように感じますが、融資者からしてみれば「働けないのにどうやって返済するの?」と考えるのが普通です。
怪我や病気で働けないことも同じことがいえるでしょう。
もし融資者が心配になるような理由を書くのであれば「来月には保険のお金が入る」「今月だけ収入が足りない」などのように、返済できる見通しがとセットで書くようにしましょう。
理由② 収入が少なすぎる
個人間融資の掲示板では、借り手側は年齢や職業、借入金の有無などの情報も掲載されています。
そのうち、月収も記載されますが、その金額があまりにも少なすぎると「本当に返済できるの?」「収入に見合わない希望融資額だけど大丈夫?」と思われてしまうのです。
ただ、嘘の月収額を記載して融資者から連絡をもらえたとしても、収入証明書の提示を求められれば直ぐにバレてしまいます。
「収入が少なくて困っているのに融資を受けられないの?」と不満を感じる人もいることでしょう。
これについても、書き方や対応の仕方によって改善することができるので、気になる方は後述する対処方法を確認してみてください。
理由③ 投稿内容が雑、もしくは情報が少なすぎる
「本日中に10万円貸してください。来月末お返しします。」のような、簡潔な内容の投稿もよく見かけられます。
収入が十分で、他からの借入金もないような投稿者であればこれでも融資を受けられるかもしれませんが、上手くいかない人も多くいます。
雑な内容や手間を省いた内容の投稿は人柄にも表れるので、融資者はそうした相手と取引することに少なからず抵抗を感じることでしょう。
必要以上にかしこまる必要もありませんが「融資をしてもらう」という立場を考えて投稿することが大切です。
投稿内容を充実させるためには
融資をしてもらいにくい投稿内容について理由や事例を紹介してきました。
ここでは、それらを踏まえて投稿内容を充実させていくための方法を紹介していきます。
返済できる目途を具体的に記載する
多くの融資者が感じている懸念点のひとつに「きちんと返済してもらえるのか」が挙げられます。
融資者側の視点から考えれば分かることですが、お金を貸し出す際に踏み倒されるリスクを感じられれば渋るのは当然のことといえるでしょう。
これらを考慮して「いつまでに返済するのか」「この日まで待てばお金を作れるから返済可能」「自分の収入を鑑みて月々の返済額はこれくらい」など、具体的に返済できる目途が伝わる内容で作成することをおすすめします。
先の出産や傷病による困窮においても「保険のお金が入る」といった内容を記載するだけで、融資者に与える印象は大きく変わることでしょう。
誠実/常識のある人であることを文章から伝える
これは「私は誠実な人間です」「常識があります」と書くことを指しているわけではありません。
先の投稿内容の事例でも触れたように、投稿内容が雑さや手間を省いたものではなく、きちんと丁寧に書くことが大切であることを指しています。
個人間融資では、入口は掲示板からスタートするかもしれませんが、その後のやり取りはメールやLINEなどで続きます。
丁寧なやり取りができない人、誠実さに欠ける人とは取引することに億劫さを感じるものです。
融資者に対し、このような印象を持たれないよう、丁寧な文章で投稿することを心掛けましょう。
個人間融資を受けるには利用者数も重要
これまで紹介してきたように、投稿内容を充実させたにもかかわらず、融資を受けることができないこともあるでしょう。
このような場合には、利用している個人間融資掲示板に原因がある可能性があります。
せっかく丁寧で内容が充実した投稿をしても、それを見てくれる融資者がいなければ意味がありません。
レンタルマネーのように、利用者数が多い掲示板に切り替えることで、状況が改善することもあるので検討してみると良いでしょう。
まとめ
- 掲示板に投稿する内容によって融資を受けられないことがある
- 融資者側から見てどんな人に貸したいのかを考えることがポイント
- 投稿内容だけではなく利用する掲示板も重要
掲示板に投稿しても融資が受けられない人の特徴について事例を交えて紹介してきましたが、いずれの場合も「本当に返済できるのか?」「常識がある人なのか?」などのように、融資者の信用を得られない内容であることが原因です。
投稿内容は状況に応じて変化するので正解はありませんが、融資者側から見てどのような人に融資したいと感じるのかを意識すると良いでしょう。
良質な投稿を行っても見てくれる人がいなければ意味が無いので、状況が改善されない場合にはレンタルマネーの利用も検討してみてください。