「急にまとまったお金が必要になってしまったけれど、無職だから借りられるのだろうか。」
お金を借りたいと思ったときに、収入の有無は気になりますよね。
借りられる条件はさまざまですが、無職でもお金を貸してくれるところは存在します。
今回は無職でも、比較的簡単な手続きでお金を借りられる方法を5つ紹介します。
今すぐにお金が欲しいあなたに、ぴったりの方法が見つかるかもしれませんよ。
無職が借りられる方法はさまざま
無職といっても色々な人がいますよね。
就職の内定がもらえているけれど働いていない空白期間、専業主婦(主夫)、アルバイトをしようと思っているけれど行動に移せない人。
生活が困窮している人から、ちょっとの間だけお金が欲しい人など、さまざまです。
それぞれの置かれた状況によって、お金を借りられる方法もいろいろあります。
生活が困窮していて今後も収入のめどが立たなそうであれば、国や自治体からの援助を申し込めます。
シングルマザーなどひとり親を対象とした専用の支援などもあるので、まずは役所に相談へ行くことで、困窮から抜け出す道をみつけられるかもしれません。
反対に今すぐに使いたい分だけすぐ欲しいという場合には、自治体の支援などは審査が通りにくいため、ハードルが高いといえます。
そのような人はこれから紹介する5つの方法で、お金が借りられないかを考えてみましょう。
【方法1】キャッシング枠があれば「クレジットカード」
クレジットカードを持っている場合には、クレジットカードのキャッシング枠が使えます。
クレジットカードにはショッピング利用枠とキャッシング利用枠がそれぞれ設定されています。
クレジットカードを持っていて、特に設定変更していなければ、最初からキャッシング枠が数十万円付いているはず。
そのキャッシング枠までだったら、お金を借りられるのです。
使い方もATMに差し込んでお金を引き出すだけ、という簡単さ。
カードによりますが、銀行やコンビニエンスストアでのATMで引き出しが可能です。
利息は年利15〜18%と高めですが、今すぐに使いたいお金がある場合には手軽な方法の一つだといえます。
返済方法はクレジットカードの引き落とし口座から、指定された期日に引き落としされるというのが一般的です。
返済方法は一括や分割、ボーナス払いなどの方法がありますが、カード会社によって異なるので、事前に確認が必要です。
また、クレジットカードは持っていても、キャッシング枠が設定されていない場合には事前に審査手続きが必要です。
その際は一定の収入があることが条件となるので、退職の予定がある場合などは事前に手続きをしておいた方が間違いないでしょう。
【方法2】無職でも審査は必要なし「質屋」
売れる品物があれば最も手軽にお金を手に入れる方法が、質屋の利用です。
質屋は品物を預ける代わりにお金を貸してくれるお店のことで、期日までに借りたお金と利息を支払えば、品物を返してくれます。
質屋というと品物を売る場所、というイメージがありますが、本来は品物を担保にお金を貸してくれるお店なのです。
しかし期日までにお金と利息が用意できなかったら、「質流れ」といって、品物は質屋のものになり、借りたお金の返済の必要もなくなります。
利息は約3%と、カードローンなどに比べて高めです。
しかし質屋でお金を借りるために必要なのは身分証明書だけで、審査は一切必要ありません。
そのため、お金に変えられるような品物を持っている人にとっては、手軽な方法だといえます。
質屋に持ち込む品物としてイメージしやすいのは時計やジュエリーといった貴金属ですが、パソコンやカメラ、楽器や電気工具なども査定してくれる場合があります。
【方法3】定期貯金していたら審査不要「ゆうちょ自動貸付」
ゆうちょ銀行(郵便局)の口座を持っている人は、ゆうちょ自動貸付でお金を借りる方法があります。
預貯金の90%を2年間借りられて、お金はATMからいつも通り引き出すだけで使えます。
事前に郵便局で手続きが必要ですが、一度手続きをしてしまえば急に使いたいときでも引き出すだけなので簡単にお金が借りられます。
また、手続きには審査が必要ないため、信用調査に自信がない人でもお金を借りられます。
しかし、ゆうちょ銀行で担保となる定期預金や積立貯金などにお金が入っていない場合は、自動貸付を受けられないので注意が必要です。
定額貯金などをやっていなくても、ゆうちょ銀行のクレジットカード、JP BANKカードを持っていることはないでしょうか?
JP BANKカードはキャッシュカードとクレジットカードが一体になったカードで、キャッシング枠がついています。
JP BANKカードを新たに作る場合は審査が必要ですが利息は15%で、返済はゆうちょ銀行の口座から引き落とされるので、返済期日までに振り込むといった手間がありません。
【方法4】無職でも借りられる業者がある「消費者金融カードローン」
通常、カードローンは一定の収入があるといった条件がなければお金を借りることはできません。
しかし、無職であっても、有給休暇の消化中であったり、急に明日から来なくてもいいと言われたような場合は、まだ会社に在籍していることになります。
そのような場合は、審査が必要な消費者金融のカードローンでもお金が借りられる可能性があります。
明日から無職になってしまう、という場合は即日に借りられるカードローンの会社から借りるようにしましょう。
また、消費者金融のカードローンは「一定の収入」があればお金を借りられるため、毎日でなくともアルバイトなどをして会社に在籍している場合でも大丈夫です。
金額によっては、半年以上仕事についていたという就業証明がないと難しいこともありますが、申し込む価値はあるでしょう。
利息は3~18%と幅が広いですが、少しの間だけ借りたいという場合には低金利で借りられるので、検討したい方法です。
【方法5】配偶者がいるのなら「銀行カードローン」
収入がない専業主婦(主夫)でも、配偶者がいれば銀行のカードローンでお金を借りることが可能です。
銀行のカードローンというと、配偶者に銀行から連絡が行きそう…といった不安もありますが、大丈夫。
ネット銀行であれば、配偶者に連絡がされない状態でお金を貸してくれる所もあるのです。
利息は15%前後が相場といわれる銀行のカードローンですが、30日間無利息で借りられるネット銀行も存在します。
しかし、即日にお金を借りることはできず最短でも翌日になってしまうため、日にちに余裕が必要です。
【NG】お金を借りる方法でやってはいけないこと
闇金から借りること
無職でもすぐにお金を貸してくれる、という甘いうたい文句で近づいてくる闇金と呼ばれるような違法な業者からは借りないようにしましょう。
違法な業者は法外な金利を持ちかけてくることがほとんどで、借りたお金が例え数万円でも利息だけで莫大な金額になってしまうことが多いものです。
その場しのぎだから、と考えて闇金業者からお金を借りることは絶対にやめましょう。
ウソの書類を提出すること
カードローンなどの審査の書類を記入する際に、自分が有利になるようなウソの情報を記入することはやめましょう。
とくに、無職なのに働いている事実があるというウソを書いてしまうケース。
審査の際には在籍確認がされるので、ウソを書いても結局ばれてしまいます。
将来的にお金を借りるような場面で不利になってしまうことも考えられるので、ウソの書類を提出することはやめましょう。
まとめ
無職の人がお金を借りる方法を5つ紹介しました。
無職といっても会社に在籍している状態なのか、専業主婦なのかでも条件が異なることがおわかりいただけたと思います。
もし、5つの方法で借りられなければ自治体などの公的な機関を頼るのも一つの手です。
自分の生活を守るためにも、さまざまな方法を試してくださいね。